
投資信託の評価には大きく分けて「定量評価」と「定性評価」の2つの切り口があります。
ファンドの過去の実績に基づいて運用成果を評価するものです。
過去の実績といっても、単純な収益率だけではありません。

など、統計上での検証を重視して評価する方法が「定量評価」です。
ファンドの投資哲学、運用体制、人材、運用プロセスなどについてアンケートやインタビューなどによって調査して、運用会社や個々のファンドの運用能力を評価・分析する方法です。
各評価項目ごとに評点の重みをつけて、総合得点に応じた評価を行う、といった方法が一般的のようです。
ただし、一般の個人に対して無料で公開される評価結果は、定量評価によるものが中心です。定性評価の分析の過程には手間がかかることから、そのデータは有料で公開されることが多いようです。
ベンチマーク(benchmark)とは、もともと「測量の水準点、判断や判定のための基準・尺度」を意味します。つまり物事を測る物差しのようなイメージといえます。
投資信託におけるベンチマークは、運用の目標基準あるいはパフォーマンス(運用実績)の評価基準を指します。例えば、国内株式のファンドであれば「東証株価指数(TOPIX)」や「日経平均株価指数225種」等、債券に投資するファンドであれば、各種公社債インデックスなど、そのファンドが何を投資対象とするかによってそれぞれ適切なベンチマークが設定されます。
投資信託の評価情報は、一社の情報だけで判断するのではなく、複数の会社の評価を参考にすることをお勧めします。その上で、販売会社で相談したり、販売会社や運用会社で入手した情報を役立てられれば、投資信託選びの上級者と言えます。
掲載日:2008年2月25日
データ提供
野村アセットマネジメント(株)