有名人の写真入りパンフ、好感度は高いが・・・
もう一つのモデルケースを竹川さんに検証してもらいましょう。有名人がパンフレットに登場する「国際分散投資」をうたった投信です。この商品の特長は、(1)9種類の資産に分散投資して利回りを狙う、(2)申し込み時の手数料がかからない「クラスB受益証券」が選べるというものでした。この投資信託について、竹川さんは問題点を指摘します。「申し込み時に手数料がかからないといっても、解約時には1年未満では4.00%、3年以上4年未満でも2.25%もの手数料がとられるので投資家には不利。信託報酬も年率2.19%と高い。また、運用成績がよかった場合にはさらに実績報酬を加算して支払うことになるなど、投信会社に有利な条件が目につきます」。
運用コストの重要性を理解している人の間では、信託報酬が低めで販売手数料が無料のノーロード投信が人気を集めています。そんなトレンドのいっぽうで、宣伝イメージに影響されやすい初心者が何も知らずに高コストの投資信託に手を出してしまうのは、実にもったいないことです。
自分の目で確かめ、考えることが投資の一歩> |